iOS 6の素晴らしき新機能を紹介

先日のWWDCにおけるKeynoteにおいて、iOS 6が発表された。中身は予想通りと言えば予想通りであるし、驚かされたと言えば驚かされた。つまり余すところなく強化されたという事だ。今回はそのiOS 6の新機能200のうち、気になる数個を見てみよう。余談だが、この200の新機能というのは毎度の事ではあるが、「え? これを1つの新機能と数えるの?」と言う様な小さな小さな変化も新機能とカウントされているので、決して驚きの数字ではない。


1. Maps
これは大方予想通りではあるが、驚きは隠せない。一番の変化はGoogleに頼らなくなった事だろう。Appleは「マップのすべてをAppleが作り出す」と発言した。そして注目の機能が2つ。1つ目はナビ機能だ。それもSiriと連動したナビ機能である。Siriがナビをしてくれるのだ。それも複数のルートを割り出し、それぞれの特徴(時間優先、距離優先など)を教えてくれる。まあ、日本のナビは高性能なのであまり驚く程ではないかもしれないが、それでもSiriが教えてくれるとなれば信者は大喜びだ。そして2つ目の注目機能が3Dビューによる都市の再現である。この3Dはベクタ形式であるため、ズームや移動がとてもスムーズにできるのだ。ベクタ形式は座標で図形が表現されているので拡大してもデジカメの写真のようにギザギザにならないうえ、データサイズが小さいという特徴がある。

ここで"Maps"のトリビアを1つ。今持っているiPhone"Maps app"を見て欲しい。国道280号線の下に赤ピンがあるはずだ。実はそこには米クパティーノ、Apple本社があるのだ。そして今回のiOS 6"Maps app"はその赤ピンがナビマークへ変わっているのだ。はたして何処へ向かうのだろうか?


2. Passbook
日本では大して便利な機能ではないかもしれないが、私が注目する機能である。概要はオンラインチケットを一カ所で管理できるという物だ。現状、チケットぴあ等で買ったチケットは紙で発券しなければならないが、オンラインチケットが対応になれば便利になるだろう。そしてこのPassbookの最大の魅力がGPSとの連動だ。例えば、私が飛行機のチケットをPassbookで管理しているとしよう。すると空港へ入った時、ロック画面にチケットが通知されるのだ。他にもカフェのクーポンをPassbookで管理している場合、そのカフェに入ればクーポンが通知されるのだ。クーポンという面ではfacebookのチェックインクーポンに近い感じだろうか。日本でも多くの映画館や劇場、交通機関が対応してくれる事を期待したい。


3. Siri
ベータ版を脱出したかは不明だが、今回のiOS 6Siriが劇的にバージョンアップされた事は間違いないだろう。中でも注目なのが方言のカバーだ。例えばスイスはドイツ語圏ではあるが、ドイツのドイツ語と同じではない。「おはよう」という挨拶。惣流・アスカ・ラングレーは「グーテンモルゲン」と言う。これはドイツのドイツ語だ。ところが同じドイツ語でもスイスでは「グーテモルガ」と言うのだ。この方言のカバーは案外役立つバージョンアップだろう。他にもスポーツの試合情報や選手情報を尋ねると教えてくれたり、レストランを尋ねると予約を取ってくれたりもするし、道を聞けばMapsと連動して案内してくれたりもする。スポーツの選手情報などを教えてくれる新機能は、メジャーリーグとアメフトさえあれば世は事もなしのアメリカ人らしい機能だ。


4. Phone
なんだかんだでこの機能アップが一番恩恵を受けるかもしれない。iOS 6から着信に対するアクションが複数用意されている。単純に電話に出たり拒否したりするだけでなく、拒否した場合は、「折り返し電話します」「あなたの所へ向かっています」などのメッセージを選択して相手に伝える事が出来るのだ。また、"Do Not Disturb"という新機能も搭載している。これは時間を指定し、その時間は着信や通知を受け付けないという機能だ。例えば、夜11時から朝6時までゆっくり眠りたい場合、その時間を設定すればその間は何者にも邪魔されずにすむのだ。だが、家族や恋人からの着信は受けたい人もいるだろう。もちろん特定の人物のみを指定し、個別にDo Not Disturbを無効にできる機能も兼ね備えている。


5. Other
他にもFaceTime3G回線対応になったり、友達とフォトストリームを共有できたり、facebookをサポートしたり、Safariで開いているタブをiCloud経由で他のデバイスと同期できたり、特定の人物からのメールをVIP扱いにしたり、などなど注目の新機能がある事にはあるのだが、上記の4つの新機能程の驚きではないので詳しく書く事はしない。


それでは、今年の秋にリリースされるiOS 6をワクワクしながら待つ事にしよう。ちなみに、iPhone3GSiOS 6に対応なので殆どすべてのiPhoneユーザーがiOS 6へアップデート出来るだろう。私は3GSは切られると予想していたので驚きであった。ただ、iOS 6のすべての機能をカバーできるiPhoneは、iPhone4S以降という事は言うまでもない。

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