新言語『Swift』など、WWDC 2014で気になった7つの発表。

今回のWWDCで発表された中で、個人的に気になった発表をいくつか書く。


OSX Yosemite
ヨセミテ! 第一印象は名前がダサイという事だ。それはさておき、アプリデザインもiOS7のようなフラットな感じに変化している。特に、Safariのデザインは一新されており、かなりスッキリしたイメージになった。


私が特に気になったのは、Handoffという機能。近くにあるMaciOSデバイスを瞬時に同期できるというもの。今までのiCloudの同期とは違い、本当に瞬時に同期されるのだ。


さらにPhone Callsという機能。Phone Callsが正式な機能名かは不明だが、iPhoneにかかって来た電話にMacで対応する事ができる機能だ。例えば、ベッドにiPhoneを置いて机でMacをいじっていたとする。その時iPhoneに着信が来ると、Macに表示されMacで応答できるのだ。なんだかんだでこれが一番便利になった機能ではなかろうか? 耳と肩で電話を挟み、Macをいじる事がなくなるだろう。今回は残念ながら発表がなかったが、ゆくゆくはウェアラブル端末に応用されそうだ。


ちなみに、秋から無料でダウンロードできる。また、今回から非デベロッパーでも署名する事により夏からデモ版を使う事が可能になるようだ。



iOS 8の発表
通知が強化された。例えば、メール受信の通知が来た場合、いちいちメールappを開くことなくその場で返信ができる。SNSの通知にも同様に返信が可能だ。これはなかなか嬉しい強化だろう。



iOS予測単語のパワーアップ
地味だがかなり凄い。従来、予測単語といえば自分がよく使う単語が表示されていた。例えば、ラーメンと頻繁に入力する場合、「ら」と入力すると「ラーメン」と表示されるように。


ところがこれは違う。文脈から予測するのだ。例えば、メールで友達と遊ぶ日程を相談していたとする。そこで「お昼は」と入力すると、「ラーメンにする?」などと表示されるのだ。もちろん、個人の特徴を学習して精度は上がっていくようである。


また、注目すべきは全てデバイス内で行われるという事。サーバーに送って処理をするわけではないのでプライバシーが保たれるようだ。



HealthKITHealth app
噂通りヘルスケアへアプローチして来た。このappで医療機関と提携し、個人の健康管理に役立てて行くのだろう。例えば人間ドック中の人には良いかもしれない。


だが、健康な身には大きなお世話と言っておきたい。よく健康診断で「お酒を控えるつもりはありますか?」的な質問があるが、「控えるつもりがあるなら始めから飲んじゃいないよ!」ってやつだ。



HomeKIT
iOS 8で搭載されるのか将来的に搭載されるのかはわからないが、これがかなり凄い。iPhoneから玄関の鍵を開ける事ができるようだ。さらに、「寝るね。おやすみ」などとSiriに話しかけると、家の鍵をかけ電気を消してくれるなんて事だって可能になる。もちろん、それに対応した家電や家を使わなくてはならないだろうが。まるでSFの世界だ。



・サードパーティキーボードの開放
これはかなりの方向転換だと感じた。Androidに劣っていた部分を強化したのだろう。ユーザーにとってはかなり利便性が上がる。その場合、注意を促す警告を表示して、セキュリティー上の注意を呼びかけるようだ。


早い話が、「サードパーティキーボードを使っても良いけど、Appleの純正キーボードのようなセキュリティーは保証しないぞ! それでも使うか?」って事だろう。悪意のあるキーボードを使った場合、入力内容が漏れる危険性もある。



・新言語『Swift
なんてこった! 何が衝撃って、今回のWWDCでこれが一番衝撃的だったと言ってもいい。ついにというか、またというか、Appleが新プログラミング言語を発表した。その名も『Swift』だ。より簡単に、より直感的に、より素早く開発ができるようだ。


が、デベロッパーはまた一から覚えなおさなければならなくなるだろう。今まで通りObjective-Cも使えるようだが、全てがSwiftに最適化されていく事は間違いない。多くの開発者は喜びと同時にその悲劇を目の当たりにした事だろう。


無論、全く開発にふれていなかった人にとっては挑戦しやすくなったと言える。それと同時に、今市販されているiOSObjective-Cに関するハウツー本が時代遅れの商品になった事は言うまでもない。



という事で、これらが私が気になったWWDCの中身だ。ウェアラブル端末の発表がなかったのが残念だったが、下地が完成してからという事なのかもしれない。

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