そんな自動ブレーキで大丈夫か? 自動ブレーキは4種類ある。

自動車事故のイラスト

最近ニュースで紹介されている高齢者の暴走自動車事故。そんな事故対策に自動車ブレーキが語られるが、実は全部同じではない。今回は自動ブレーキについて書こうと思う。

 

「自動ブレーキ」にはレベルがある

ホンダが好きなのでホンダを例に出すが、「安心安全、ホンダセンシング(自動ブレーキ)付きですよ!」と営業の人間が勧めてきてもそう容易く乗ってはいけない。

これはスズキもダイハツもやっちまった日産でも同じだ。

呼び名はホンダのホンダセンシング、ダイハツのダイハツセーフティ、スズキのスズキセーフティサポートなど各社それぞれある。

それではわからんでわないか、となるので「サポカー」という共通の基準がある。

購入の際の判断材料になるだろうが、実はサポカーと言えども全て同じ基準ではない。

なので「自動ブレーキ搭載車だ!」「サポカーだ!」と単純に考えて買うと後悔するだろう。

 

サポカーは全部で4種類

サポカーは4種類あるのだ。

なので「サポカー = 安心」とも言えない。

言えないが営業マンは「サポカーですから〜」と美味しいところしか言わないし、メーカーのウェブサイトでも痛いところは小さい字で書くのみ。

 

サポカーの種類は以下の通り

最もショボイ順に名称を書く。

1『サポカー』
自動ブレーキ搭載車に使える名称。とりあえず自動ブレーキがあればオッケー。

 

2『サポカーS ベーシック』
時速30km/h以下での対車両自動ブレーキ搭載かつ、AT車のペダル踏み間違い時の加速制御が搭載された自動車に使える名称。

車に乗る人はわかると思うが、30km/hはかなり遅い速度だ。30キロ制限の裏道でも律儀に守るヤツはいない。

なので自動ブレーキを求めて買うならオススメできない。

 

3『サポカーS ベーシックプラス』
30km/h以上でも効く対車両自動ブレーキ搭載かつ、AT車のペダル踏み間違い時の加速制御が搭載された自動車に使える名称。

じゃあ100km/hでも自動ブレーキが効くのかといえばそんな事はなく、40km/h以下でもありなのだ。

なので何キロまで対応かはしっかり各車のカタログで確認したい。

 

4『サポカーS ワイド』
30km/h以上でも効く対車両および対人自動ブレーキ搭載かつ、AT車のペダル踏み間違い時の加速制御搭載かつ、車線維持支援装置または車線逸脱警報搭載かつ、自動切替ライトが搭載された自動車に使える名称。

なので対人自動ブレーキを求めるならばこれしかない。とも限らないのがややこしい話し。この記事を読み進めてほしい。

 

わかりやすくするはずの統一名称『サポカー』。ますますわけがわからない。だがさらにややこしくするのが以下の通り。

 

サポカーSワイド以外がダメとも限らない理由

ここでさらに事をややこしくするのが、「自動ブレーキ」を求めた際にサポカーSワイド以外は人に効かないからダメだというわけではないという事。

先ほどの種類分けの説明でも分かる通り、サポカーSワイドの基準は事細かい。

なので「対人自動ブレーキは搭載しているが、自動切替ライトは搭載していない」という条件だとサポカーSワイドは取得できないのだ。

なので自動ブレーキで評判の良いアイサイトを搭載したスバルですら、サポカーSワイドを取得できない車がある。

結局はカタログとにらめっこになってしまうのだ。

 

しっかり止まるかはまた別の話し

ここでさらに話しが複雑になるのが、いざという時にどのくらいの確率で作動するのかはまた別の話しという事だ。

というわけで、JNCAPという団体が実験をしてくれている。

自動ブレーキ評価
http://www.nasva.go.jp/mamoru/active_safety_search/

全車種があるわけではないが、参考にするには大いに役立つサイトだ。

 

結論

というわけで、結局はカタログとにらめっこが必要。まあスバルなら間違いはないと思うがその分値段が。

次は自動ブレーキ搭載車を買おうと考えている人はしっかりと見極める必要がある。

ちなみに、2020年から新車への自動ブレーキ搭載が義務化されるらしい。

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